平成29年も残すところあと2日余りとなりました。
今年一年、色々なことがありましたが
何とか無事に年を越すことができそうで
お客様、取引先、加工屋さん、その他
お店とご縁をいただいた、すべての皆様に感謝いたします。
今年は創業46年目の年でした。
大企業は、景気がいいとか
株価が高いとか
言われていましたが、零細の私たちにとっては
大変厳しい一年でした。
業界としても、あまり良い話題はなく
とくに、ものづくりをしている現場は
大変ご苦労されているようです。
そんな中、当店の一年間を振り返ってみると
新春寿展、城間家三代展、ワタマサお召の会、きものマルシェ
きものマルシェアフター会、履物まつり、女将まつり
博多織にしむら展、振袖展&ママふりお直し相談会
若松展、秋のきものまつり、決算バーゲン、服部綴れ展
古民家たく和浴衣展、善定寺四人展
米沢ツアー、春のきものパーティー、浴衣パーティー
いまちゃんナイト、藤井絞ナイト、きもので大集合、歌舞伎観劇
前結び着付教室、古布・残布で手づくり教室 などなど
ホントによく動き回りました。
そんな中
昨年末にパートのスタッフが退社し
店主と女将二人でのスタートとなりました。
もちろん
展示会やイベントのときは
元スタッフや問屋さんなど
いろんな方がお手伝いしてくれて
助かっていますが
平素は何しろ二人での店舗運営は大変でした。
呉服屋さんは、ゆったりした商売のように見えるかもしれませんが
色んな雑務が多く
仕事も多岐に渡ります。
ひと手間かけることに意味がありますし
新しいことにチャレンジすることが大好きな私ですので
どんどん新しい仕事も増えてしまいます。
まだ子供が小さいので
家内(女将)には、家庭と仕事の両立という面で
とても負担をかけてしまいますが
あまり無理をすると長続きしないので
適度なバランスをとって
これからも頑張ってもらえればと思っています。
来年は、私たちをサポートしてくださる良い方と
出会いがあるといいなぁと思っています。
今年は、古民家での浴衣展、お寺での合同展、産地ツアーなど
新しい試みもしました。
行動しながら考えるタイプなので
多少の反省もありますが
やはり前向きに新しいことに取り組むことで
得られることもたくさんありました。
きものは斜陽産業と言われて久しいのですが
私は
きものの将来性を感じています。
きものを着たいという40代~50代のオシャレな女性が
増えていますし
着物男子も少しずつですが
増えています。
きものは、日本人にとってなくてはならないものですし
最先端のファッションとしても
これから将来性があると思っています。
そんな中
「たなかさんって、いいお店よね~」
と言っていただけるよう
これからも女将とふたりで力を合わせて
皆様から信頼される、愛される、必要とされるお店になれるよう
努力していきたいと思います。
皆様も健康に留意され
良い年をお迎えください。
そして来年も、呉服のたなかをご愛顧いただけますよう
宜しくお願い申し上げます。
平成29年12月29日
呉服のたなか 店主 田中寿典 女将 田中絵里